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▼▼▼ドガ▼▼▼

1 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/06(水) 01:39
「ドガ」のスレッドです。

個人的には
一番有名なバレエの絵(踊り子が舞台で両手広げて踊ってる絵)よりも、
背中をかいてる踊り子のいる授業中の絵のほうが好きです。

2 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/06(水) 15:14
油絵よりデッサンとかパステルのほうがイイね。

3 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/07(木) 10:34
ケッタイな画家だ。印象派とは一線を画している。
かといって他のエコールにもあてはまらないし、
有名なフォロワーもいない。

4 :いるす:2001/06/07(木) 21:17
風景画もなかなかおもしろいよ。
いくつか鑑賞計画スレッドで教えてもらったのだけれど、
他にはないかな。

http://www.ocaiw.com/degalg18.htm
http://www.ocaiw.com/degalg19.htm
http://www.ocaiw.com/degalg20.htm
http://www.ocaiw.com/degalg21.htm
http://www.abcgallery.com/D/degas/degas54.html
http://www.abcgallery.com/D/degas/degas55.html

5 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/08(金) 21:16
瞬間的なデッサンみたいで実は計算しつくした構図だし。
社会性をもった冷徹な視線でメッセージを込めたのも多い。
モノタイプの版画がいい。

6 :いるす:2001/06/09(土) 23:55
「社会性をもった」というのはよく分からないけれど、そんな感じ
がするかな。
http://www.abcgallery.com/D/degas/degas69.html
この自画像とかそういうのが感じられていいと思った。
ちょっと、ぼーっとしてるようにも見えるかもしれないところが、冷
徹さがちょっと感じられないかもしれないけれど、もしかしたら冷
徹というのがどういうことかもともとよく分からないのかそれがな
いかそう描かれていないからかもしれないというのことからくるの
かもしれませんが。
はじめは法律を勉強していて、19才くらいのときにそれをやめて
絵を描くことにして、この自画像はその次かその次の次の年に描
いた絵でした。

http://www.nga.gov/cgi-bin/pinfo?Object=33380+0+none
http://www.nga.gov/cgi-bin/pinfo?Object=48768+0+non
>モノタイプの版画
とはこういうののことかな。
いいですね。300点くらいつくっているみたいです。
はあまり探さなかったので、多分他にもっと見られるところがあるで
しょうけれど。

7 :いるす:2001/06/10(日) 00:20
http://www.nga.gov/cgi-bin/pimage?33380
http://www.nga.gov/cgi-bin/pimage?48768
http://www.nga.gov/cgi-bin/pimage?41683
http://www.nga.gov/cgi-bin/pimage?38954
>>6ではリンクから直接行くことができないかもしれないので訂正と
追加しておこう。

http://wwar.com/categories/Artists/Printmaking/Monotype/
モノタイプの版画を製作した画家

http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/artwords/k_t/monotype.html
モノタイプの版画についての説明
モノタイプの説明読むとドガの名前がよくのっていますね。

8 :ムー:2001/06/10(日) 02:17
>>6 いるす さん
1973年発行の、カタログレゾネによると、201点。
その内、モノタイプは133点、銅板、リトグラフあわせて
68点。
これは1973年の発行本だから、その後、新モノタイプ作品
が発見されてるかも、わかりませんね。

それにしても、いい作家ですね。

9 :いるす:2001/06/10(日) 18:32
なるほど。どちらかというと多作なほうかな?
いい作家ですね。

10 :空耳:2001/06/10(日) 19:29
ドガの時代はまだ劇場がすごく暗かったんだなと
思える絵ですね。
かなり好き。
風景画なんかも良い、ていうのとは違うけど、
(いやいいんだけど)
目から鱗が落ちる感じ。

11 :goatsong:2001/06/10(日) 23:18
今、西洋美術館で館所蔵の素描による小さな企画展をやって
いるんだけど、ドガも一点あった。関係ないけど、モローも「聖
なる象」他1点出ており、今なら常設展とあわせて4点も見られ
る。滅多に見られないものなので、モローが好きな人は、急い
だ方がいいかも。

ちなみに、19世紀後半は知らないけど、バロック時代には劇場
の照明には、蝋燭と反射鏡が用いられ、実際にはかなり明るか
ったらしい。

12 :いるす:2001/06/11(月) 09:20
http://www.nmwa.go.jp/sch-j.html#pro-2j
24日までやってるフランス素画展ですね。
早めに行っておこう。

13 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/11(月) 12:48
>>3
フォロワーならロートレックがいるぞ。
いちおう印象派としてくくられてる画家の中ではいちばん
(唯一か)アカデミックな教育を受けた人だから、基礎は
あるよね。
基礎はあるけど、本質的にはデッサン力に乏しいのがツラ
いところではあるが。

14 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/12(火) 12:11
>>13
>デッサン力に乏しいのがツラいところではあるが。

そうか?

15 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/12(火) 12:31
>>13
確かに、、、うううむ。
19世紀後半の作家にしては、言えてるね。
若いうちはデッサンに、こだわるが(うまいが)
それぞれの世界が発見?、定着?、、、、ええ言葉ないな
デッサンなんて、どうでもいいのかもね。
しかし、シャガールほど、ひどくはないかもよ。

16 :いるす:2001/06/12(火) 20:27
背中を拭く女、見て思ったけど確かにパステルの作品
いいですね。
描き方が面白いし、背景の色の使い方ももすごい。

17 :いるす:2001/06/12(火) 20:35
デッサンは巧いというわけではないかも。
何かと比べてというわけではないし、かなり私見が入ってる
とは思いますが。
でも、作品として仕上がると素晴らしい。
あと、ドラクロアの素画も下手なのと巧いのがあったし、際立
って、ドガのデッサンが下手ということは全くないと思う。

18 :13:2001/06/12(火) 23:12
「デッサン力に乏しい」と言ったのは、「アカデミーで教育をうけた割には」という意味。
つまり、本質的にはヘタだ、ということ。
ただ、それでも印象派の画家たちのなかでは、マネとともにもっともましなレベルではある。
印象派って、アカデミックな教育についていけなかったやつらの反乱という側面はぜったいにあると思うな。
ま、上手いだけが絵じゃないけどね。でももうちょっと技術力は評価されるべきだ、とくに日本では。

19 :イロゲー:2001/06/13(水) 02:31
 画家は、形に強く反応する人と色彩に強く反応する人に分かれると思います。
ドガや印象派は後者で、比較的、形態には無頓着だったんでは?

20 :イロゲー:2001/06/13(水) 02:43
 いや、違うか(すぐに考え直す)
印象派やナビ派には形態に無頓着そうな人がいるけど、
ドガは違うか。対象から純粋に形だけを抽出する気が
無かったというべきか?色彩の入れ物としての形、
っていう位置付けだったんじゃないかな?

21 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/13(水) 05:30
>>13
ドガがデッサンが下手????
どこみてんの。
初期のまだスタイルが完成される前のなど観た事ありますか。

22 :21:2001/06/13(水) 05:45
又、稀代のデッサン家という評も実在します。
一応評論家の言葉
>「群を抜くデッサンの腕前」・・・アングルもドガの資質を見て取って幾たびか激励している。
フランスの画家の中でも、デッサンにかけてはアングルとドガが群を抜いているのも、
故なくはないのである。(富永惣一)

私自身プロの絵描きで、学生時代にはデッサンが参考作品とされた事もあるけどさ、
ドガが下手なんて一度も感じた事はないな。むしろ本当に力ある人だけが出来る
崩し方をこの人もしてるっていうくらい。。
後期の絵は色彩の比重が強まり相対的に形は後退「させている」。
させているのであって出来ないのとは違うのよ。
色彩を生かすためにそうしている。
こんな事も分からないのか。。。
素人さんでも鑑賞者を自認するならこれくらいの知識は身につけておいて欲しいものです。

23 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/13(水) 06:20
ありがとう、プロの絵描きさん。
素人の鑑賞者もこくらいの知識は
身に付けておきま〜す。

二言目には、デッサン!デッサン!
デッサンの話題の域を超えられるといいね。

24 :ところで:2001/06/13(水) 07:41
>>22
あんた、絵描きだったの。

25 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/13(水) 09:45
わたしも美大出の絵描きですが、ドガのデッサンは特に上手いとは
感じません。(機械的に陰影を描写するという点においては)
アカデミーで勉強した画家なら平均レベルといったとこでしょう。
アングルとはかなり差がある。
しかし非常に魅力的であり、視覚的に正しい、と感じます。
絵は魅力があればいいのであり、機械的な正確さは二の次です。

26 :22:2001/06/13(水) 10:26
>>23
二言目にはって、、デッサンの話だから正したんじゃなく
ちょっとどうかなと思う事が書いてあったから自分の考えを述べた迄で。
ま、でもデッサンは大切でしょう(^^)
>>24の突っ込みは意味不明。
25さんのいうように機械的な、、という感じで上手いとは私も思いません。
アングルはちょっと突出した存在なので、比べてしまえば
確かにドガレベルでも凡庸になってしまう。
でもなにかこう、とても納得が行く感じがあると思う。
鑑賞者に視覚的に正しいと納得させる筆力も、私的には
デッサンが上手いという意味なんです。

27 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/13(水) 10:50
この板ってくだらん議論で盛り上がるんだね

28 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/13(水) 11:37
そうなんだよね。あなたの来る所じゃないよ。
HPでも、作ったら。その方がいいよ。

29 :5:2001/06/14(木) 20:00
5です。いるすさん、ありがとう。
「社会性を持った冷徹な視線」と書いたのは、「アブサン」のような
中流階級女性のアル中問題を冷たく描いたり、初期のイタリア留学中の
「ベリーニ家」(でしたっけ)の家族画で、家族関係が崩壊している
ところをわざと冷たく描いたり、
さらに「踊り子」の題材についても、一部で当時踊り子達がパトロンに対する
売春婦でもあったことを暗示させるような描き方をしたりと、
作品にメッセージを埋め込む方法を模索していたことを指しています。
印象派とくくられている当時のグループの中で、色、形をとことん
追求していたグループとは少し距離を置いてましたよね。
その分、晩年のモネやセザンヌのような、一線を超えた境地までは達しなかった
ようですが。

30 :5:2001/06/14(木) 20:27
デッサン力についても、当時のアカデミーの教育を受け、イタリア留学という
王道を進んでいた頃の彼のデッサン力(技術)はすばらしいと思います。
>6でいるすさんがリンクされた自画像は、若きドガの作品で、彼が当時
傾倒していたロマン派絵画へのオマージュでもあります。
でも、それで終わっていたら凡庸な画家ですよね。
>25さんの御指摘通り、少し前にアングルという天才もいたわけだし。
でも、ドガは印象派としての活動の中で
踊り子、アイロンがけ、競馬、入浴など、ふとした動作に興味がうつり、
彼なりの動きやしぐさを表現するデッサンを模索して完成させたわけでしょう?
今でも一目でドガとわかる彼のデッサンは、
作品の個性という点でもすばらしいと思います。
好きか嫌いかは、見る人の好みですけど、私は大好きです。

31 :いるす:2001/06/16(土) 14:49
なるほど。
http://www.ocaiw.com/degalg76.htm
こういうのも社会性がどうとかのうちに入るかな。ホッパーぽいかも。

>>17は、
素画展の1点で判断しちゃったのですが、最近写真で見た、技術的にも巧いと
思う『マネの3つの習作』(初期の作品かな?)のような作品と、5さんの言
う「一目でドガとわかる彼のデッサン」を見比べてみると、ドガにデッサンの
才能がない、という考えが誤ったものであることがわかるでしょうし、ドガが
後者の作品をどのように制作したかについて考えるときにより面白くなると思
います。

32 :5:2001/06/16(土) 22:03
>>31
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{ヌテノ^ノCノgノ翩ユナuノJノtノFヌヌηvヌ貮。ヌ*ヌテヌナA
ナuノAノuノTノナvヌ*邁ヌ=ヌユ蜒ヌ孤ヘヌι「ヌミヌ*ナBノIノ翹Zナ[ヌW鮓ナB
ノAノuノTノヌユノtノ篷ノXヌテヌョ*ヌ=ヌンヌミヌヒヌ鍖莊エヌ吶*ヌ「ヌテヌ=
髢籌ろヒヌヌサヌヒ猩鵆テム胱驃ヌヌサヌヒヌミヌオヌ*ナB
ヨ碎Vメヌテ簗ナuヌンヌ舵*ヌメナvヌテノ^ノCノgノ翩ヌアヌヘヌ=ヌ*ナB

ヌ=ヌナAヌアヌテ頤エヌユノvノ酩テノヌノfノ翩=ヌ*ナBノhノKヌユヌフヌ・ヌ*ノヌノfノ
ヌノAノ肬ワヌテ頤エヌテノ|ナ[ノYヌ*ヌ*ヌチヌ*ヌ`ヌ「ヌι「ヌネヌメヌ=ヌ*ナB
ヌアヌテノヌノfノ翩テ頤エヌユヌンヌヌアヌヌテコ簗ヌo靉ヌオヌι「ヌミヌ*ヌハナB

33 :5:2001/06/16(土) 22:30
あれっ
文字化けてますよね?もう一度書きます。

>>31
いるすさんがリンクされたのが「あぶさん」そのものです。
あぶさんは強いお酒で、習慣性があるので一時禁止されました。
ただし、この女性はプロのモデルです。
このモデルは当時の他の作家の有名な絵にも出てきます。

34 :ナナシノ:2001/06/18(月) 01:43
ドガを「社会性」というベクトルから観たことが
無かったので、結構新鮮です。なるほどね。
私的には、踊り子のビミョーな足位置とか、背中を掻く
腕のビミョーなフォルムとか、そんなところに執着する
画家の印象がありました。そのわりにセクシュアリティ
に欠ける理由は、そうか。眼差しの矛先が、社会・都市
の渦中に会ったから、なのかも知れないですな。

35 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/18(月) 01:54
>>34
その「ベクトル」合ってるの? 視点とか、切り口じゃないの?

36 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/18(月) 01:58
つまらない突っ込み、ごめんなさい。

37 :ナナシノ:2001/06/18(月) 02:01
ご指摘多謝。
「視点とか、切り口」です。使い慣れないコトバ
を使うもんじゃないです。

38 :ナナシノ:2001/06/18(月) 03:44
あと「セクシュアリティ 」もかなり意味不明です。
単に「エロティックじゃない」に訂正。酔っ払って
書き込んではいけません。

39 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/18(月) 10:42
http://futuer-web.com/7823/

40 :5:2001/06/18(月) 16:48
>>34
ナナシノさんおっしゃるとおり、ドガの踊り子は必ずしも色っぽく
ないですよね。むしろ、微妙な筋肉の動きや姿勢を描く題材として
アイロンがけや入浴などと同じ扱いされていると思います。
もちろん、商業的には踊り子が大成功でしたけど。

41 :5:2001/06/18(月) 16:49
ええと、絵じゃないんですけど、ほとんど等身大の人形で
Petit Danseur などと呼ばれているものをご覧になったことはない
でしょうか。ボデーはブロンズでチュチュ(スカート)だけ本物を
使用したものです。印象派展に出品され、彫刻と本物の服を融合
させるという奇抜な手法で近代芸術の橋がけとなった歴史的な
作品でもあります。
オルセーとワシントンナショナルギャラリーにあります。
で、そのモデルは14歳の実在のダンサーですが、ドガは
あくまで、無教養で下品な顔をそのまま描写しています。
当時の批評家はどうしてこの娘は厚かましく、下品な顔をして
いるのだと批判しました。でもドガは当時の踊り子の
社会の真実を伝えていたのだと考えられています。

そういう社会性の視点についてはすべての作品にあると
いうつもりはありません。でも、そういう視点をもった作品が
いくつかあるところに、他の印象派の仲間達とは違う、ドガの
一種教養のようなものを感じます。

42 :ナナシノ:2001/06/18(月) 23:53
>>41
ああ。それは見たことありますよ。もう10年以上
前、笠間日動美術館で開催された「ドガ展」に来て
ました。(まだ若かったのだ。よくあんな遠くまで行
ったモンだ…。)出品作品の中でもひときわ目立って
ましたね。5さんが書いてるように、味も素っ気もな
いモデリングで、ジョージ・シーガルの彫刻を思わせる
空疎で厳しい作品でした。ある意味、「エロティック」
だったかも知れないな。

43 :5:2001/06/19(火) 22:49
>>42
確かに別の意味で「エロティック」ですね。ずっと、油絵が展示されている中に
突然あの実物大の踊り子がやけにリアルに挑発的に立っていると、どきっと
しませんか。

プラモデル屋さんで突然1/1綾波レイ フィギュアに遭遇した時みたいに
何か見てはいけない秘密を見ちゃったみたいな。

ちょっと違うか....

44 :ナナシノ:2001/06/20(水) 00:56
>>43
いや、正にその衝撃。作家自身がそこに自覚的なのかが
気になるところです。あんなチュチュはかせてね。顔は
笑うくらい下膨れなんだけど。存在感のあまりの濃さに、
思わず像の周りを何周もしました。

「ドガ→社会性」でふと思ったのだけれど。ドガは「写真」
に少なからず衝撃を受けたらしいけど、写真の「絵画的」な
部分に打たれたのではなくて、ジャーナリスティックな、即
物的に切り取る力に打たれたのかもしれないですな。

45 :5:2001/06/20(水) 18:15
>>44
ある意味では、当時の印象派の活動は「時代を切り取る」
という題材の選択で、絵画に革新をもたらしたともいえると
思います。

それまでのアカデミーでは古典に題材を求め、風景画などは
ワンランク下の扱いでしたでしょ。

そこに、マネが「水浴び」や「オリンピア」で衝撃を与えた
のは、その題材であって、技法ではなかったわけだし。

モネの技法が印象派の代名詞になっても、
マネの追随者のドガは題材は徹底的に「現代社会」に
求めたわけですし、その意味で本来の印象派活動の目的
を追求していたのだと思います。ゾラなどの文芸における
活動と呼応していたのもドガの方ですし。

ナナシノさんのご指摘の通り、多分、ドガは「時代を切り
取る」その究極に写真の可能性を見つけたのかなあと
思ったりします。自信はまったく無いですが。
(残されている写真は踊り子とかのだし)

46 :5:2001/06/20(水) 20:59
Petit Danseur の画像ありました。
サイトは national Gallary of Art.gov だから、
安全です。

http://www.nga.gov/cgi-bin/pdimage?65283+0

47 :ナナシノ:2001/06/21(木) 00:58
うーん。なるほど。「題材の選択」における革新性か。

僕が思ってた印象派って、新しい「眼差し」の発見であって、題
材の新しさについて考えたこと無かったな。
むしろ、題材(何が描かれているのか)にさほど価値をおかず、如
何に描くのか。という、20世紀的問題提起の先駆け的存在として
印象派を捉えていた。マネの「オリンピア」も、そのスキャンダラス
な側面と、極めて平面的で斬新極まりない空間処理を併せ持つ
絵画ですよね。とはいえ僕の「印象派」に対する考え方って5さん
の言う「モネの技法」が代表する一部に過ぎないのかな。
 ゾラ⇔ドガ⇔セザンヌって、なんとかつながり。じゃないけど、僕
が書いたような一般的印象派解釈では零れ落ちる部分ですね。

しかし、今「オリンピア」を観て、その「題材」に衝撃を受ける人は決
して多くないだろうってことも事実で、何時の時代においても「社会
性」というテーマは、風化を避けられないかも知れない。

48 :5:2001/06/21(木) 07:53
>>47
>何時の時代においても「社会
性」というテーマは、風化を避けられないかも知れない

もちろん、そうなんですが、マネが最初に突破口を開いた新しい
題材という挑戦をドガは割と正面から取り組んだですよね。
コロンブスの卵みたいに、最初に突破するのが偉いんでしょう、
きっと。

モネにも「サンラザール駅」みたいに「時代の躍動」をとらえよう
とした作品もあるし、セザンヌも晩年はもう一度マネの題材
に戻り、水浴の連作に取り組みましたよね。結構、みんな、
手法だけでなく題材、「主題」の問題については意識していたと
思うのですが。

(ちなみに、>>45で「水浴び」と書いたのは、有名な「草上の昼食」
のことで、それをセザンヌが発展させたのが「水浴び」でした。頭の
中でタイトルがごっちゃになってたみたいで済みません。)

49 :ナナシノ:2001/06/22(金) 01:22
>>48
僕が、産業革命が代表する当時のヨーロッパ社会での
抜本的変化を、軽視し過ぎていたかもですね。サン・
ラザール駅を出されて、そう感じた。
モネの機関車は当時の「リアル」が定着されている傑作
だと感じます。まさに題材の勝利なわけで、しかし題材
そのものに惹かれるわけではなく、あくまでも、それを
切り取ろうとする作家の意志に感動させられます。
何か、巨大な、恐ろしいようなシステムが動き出す予兆
を、モネは(そしてドガも)感じ取っていたのだろうか。

50 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/22(金) 19:06
「刑事コロンボ」で初めて知りました。

51 :ナナシノ:2001/06/23(土) 03:15
5さんとの対話で僕は随分発見させられました。良いことなのか悪いことなのか解からない
けれど、既に僕にはドガの描く人物が、あるフィルタを通過したイメージとして見えてしまう。
あるフィルタとは「社会性」というコトバで語られた何かです。
>>46
しかしPetit Danseurが、上記の固まった観念を壊し得る、「破綻」としての役割を担う作品に
も感じます。(その意味で5さんの紹介は見事過ぎる順序でした)
そもそも、彫刻に衣服を付けるという行為には、どこか、嫌らしさ。というか禍々しさ。のような
感じをうけませんか?一歩踏み外せば、明確に「やばい」振る舞いへと滑り落ちる。
 極端にいえば、ドガのPetit Danseurは、社会性という装置を欲望喚起材とした「ポルノ」と言
って差し支え無いのではないでしょうか。ドガが図らずもたどり着いちゃった場所。

あえてそんな「誤読」をしてみることは僕にとっては楽しいことです。

52 :5:2001/06/23(土) 16:48
>>51
>社会性という装置を欲望喚起材とした「ポルノ」と言
って差し支え無いのではないでしょうか。ドガが図らず
もたどり着いちゃった場所。

ナナシノさんのご指摘は「誤読」じゃないかもしれません。
ドガを敬愛し、ある意味で目指していたロートレックは、
ドガの作品から、時代の怪しさ、欲望、背徳の世界などの
ダークな部分の影響を受けたと思えませんか。

確かに身体的ハンディキャップがロートレックの世界には
影を落としていますけれど、ドガの影響が無ければ、もっと
明るい作風になったでしょうにねえ。

何か、だんだんと論理がエスカレートしてきて、ドガが
ダースべーダーみたいになってますね。

Join the dark side !!

53 :ナナシノ:2001/06/23(土) 23:54
大体ロートレックはフェラチオしてもらってる自分のイチモツをいくらなんでも
でかく描き過ぎです。体全体に比して、あれほどでかい生殖器というのは
常識を超えているでしょう。あのへんにロートレックの、「実は俺は海千山千
の娼婦でも満足させられるぜ」的自負心を感じるのは、僕自身のスペックに
問題があるからでしょうか…。(泣)

ま。それはともかく「帝国軍」の筆頭ロートレックは、技術革命→あらゆるもの
が商品化される時代。の只中を暴力的なまでに炙り出しました。ムーランルー
ジュの喧騒やシャノワールの隠微な匂いは、おそらくそのまま新大久保や歌舞
伎町の路上にも漂う匂いなのでしょう。前の方でレスがありましたけど、あの時
代から一般化していく(そもそも一般化という概念が既に20世紀的だ)、人工的
な照明も、ロートレック作品内に炸裂しています。今の音楽雑誌のライヴレポー
トに掲載されるグラビアと、ロートレックが描くステージの「光の方向」を較べると、
今更ながらけっこう驚かされます。そしてドーミエ直系とも言えるデッサンの比類
無き素晴らしさ!

54 :5:2001/06/24(日) 02:54
ナナシノ
お主も悪よのう、ふふふふ。

そうはいかんざき!

55 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/24(日) 04:58
ムーランルージュ、まさかあんな映画だとは思わなかった…
アートな映画だと思ってたのに。
まあ面白かったけどね

56 :5:2001/06/25(月) 05:19
>>53
以前、ナナシノさんが産業革命の影響について社会的な観点から、

>僕が、産業革命が代表する当時のヨーロッパ社会での
>抜本的変化を、軽視し過ぎていたかもですね。

とおっしゃっていたので、ずっと気になっていたのですが、絵画
の世界での「産業革命」は、当時発明された鉛のチューブ
入りの絵の具なんですよね。実は。

それまでは顔料を油で溶いて使用していたので、必然的に
絵画はアトリエ内で制作されるものだったわけです。

で、チューブ入り絵の具の発明でアトリエから解放された
画家達はキャンパスをもって戸外に出かけたわけです。

最初はミレーのようなバルビゾン派の画家達が戸外にでかけ
た訳ですが、彼らは風景をスケッチして生々しい自然の美しさ
と農夫達のありのままの生活を描いてそれなりの成功を成し
遂げたけど、チューブ入り絵の具が可能とした「現場で制作する」
メリットを100%活用できたとは言えないのではないでしょうか。

で、印象派の人たちは、絵画の技術的にはチューブ入り絵の具
によるアトリエという制約からの解放という「技術革新」を
最大限に活用した人達ではないでしょうか。

で、同じ技術革新を使って、何ができるのかというとき、
戸外の光をとらえることに可能性を見いだした人(モネなど)
もいれば、ドガのように社会の一瞬をフォーカスの写真家のように
とらえることに可能性を見いだした人もいたというじゃないかなあ
なんて思っているのですが。

>>55 さん
ムーランルージュという映画を私は見ていないので、申し訳ない
のですが、ロートレックとかドガが出てくるのですか?

>>50 さん
刑事コロンボのエピソードについてはそういうのがあったなあ
と記憶しています。

私も最近あるきっかけでドガに興味を持っただけで、絵画の世界には疎い
ですし、この板では新参者です。難しい絵画理論は分からないのですが、
調べれば調べるほどドガが好きになっています。

あと、ずっと気になっていたのですが、>>1さんが好きだとおっしゃった
「背中を掻いている授業中の絵」については、同様の構図の絵が何枚か
あって、どれのことかなと迷っているのですが、特定可能でしょうか?

57 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/25(月) 05:39

読ませるが、つまらん話じゃ。
KT劇場、いまだ開演中!

(よーく、喋るよのー)

58 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/25(月) 06:20
>>56
> ムーランルージュという映画を私は見ていないので、申し訳ない
> のですが、ロートレックとかドガが出てくるのですか?

と僕も思ったんだけど、観てみたらニコールキッドマンとユアン
まくれがーが歌って踊る映画でした

59 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/25(月) 08:19
age

60 :5:2001/06/25(月) 20:07
>>57
ご指摘感謝します。
一人よがりな考えをだらだら垂れ流してしまい、
済みませんでした。

>>58
情報ありがとうございます。見なくて良さそうですね。

反省sage

61 :いるす:2001/06/25(月) 20:56
そんなことないと思いますよー
あまり気にしない方がいいのでは。
詳しくないので書き込みしていないけれど、このスレッドみています。

62 :ナナシノ:2001/06/26(火) 00:55
>>56
チューブ入り絵の具はこの時代を象徴するアイテムですね。

 モネが同じ地点から、日照方向が変わっていくなんとか聖堂を復数枚描い
てるじゃないですか。あれを観ると、外に出て、生身で風を受けながら、太陽
と雲の移ろいを体感しつつ「リアルタイム」で制作するという「前代未聞」の喜
びに打ち震えるモネを想像できます。極端に言えば「テクノロジーが可能にし
た愉悦」って感じ。

ただドガに関して付け加えれば、「パステル」の多用も軽視できない部分です
な。なぜ、ドガはパステル作品をあれだけ残しているのか?対象を捉えるのに
要するスピードの縮小?もしくは肉体的衰弱をカバーできる手軽さ?

 ドガのパステルや小さな塑像(足の裏を掻く婦人・・・しかしなぜ足の裏を掻く
婦人などを執拗に創るのだろう…) からは、なぜだか焦って、線を走らせ、フォ
ルムを決めようとする孤独な作家を感じなくもない。モネの「愉悦」からも、ロー
トレックの「汚濁に落ちる快楽」からも、ドガは遠く隔たっているように見えます。
一体どこへ行こうとしていたのだ彼は。

63 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/26(火) 01:13

あああああ〜〜〜〜〜〜あ

退屈すぎて、
あくびが出るわ。

何処でも、いけや!!

64 :5:2001/06/26(火) 05:00
>>62
残念だけれど、多分ドガはどこにも
行けなかったんじゃないでしょうか。

印象派(あるいはその派生)
のなかで名字にDeがつく二人、ドガとロートレック
はフランス社会では別格の貴族で、しかも少なくともドガは
生きている間に大成功。印象派の中では社会的な地位が別格
だったでしょ?

最後までモネやセザンヌみたいに半分
狂気を帯びた世界にまで到達しなかったみたいです。

写真やモノタイプ、あやしげな彫刻までトライして
はいたものの死ぬまでシニカルだったみたいです。

65 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/26(火) 09:54
ドガ=デュ・ガス

66 :its:2001/06/27(水) 23:04
>>65
日本語に直すならドゥ・ガでは?
それにしてもなんでde Gasをドガと続けて読むように
なったんでしょうか。

67 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/27(水) 23:43
私の資料によりますと、DEGAS でしょう。
だから、「ドゥガ」。めんどうだから「ドガ」でいいんじゃない?

de Gasだと英語よみにすると、変。「デ ガス」になちゃうよ。

>65ですよね。
de chirico の場合は、たんに「キリコ」じゃない?

68 :its:2001/06/27(水) 23:54
私の資料では、
Hilaire-Germain-Edgar de Gas, dit Degas
(イレール=ジェルマン=エドガー・ドゥ・ガ、通称ドガ)
となってました。

69 :its:2001/06/28(木) 00:32
>>66の疑問自己解決><

70 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/06/28(木) 00:32
>68
いま一度、調べ直します。

71 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/29(日) 01:06
ドガの絵で、おっさんがオケピットでファゴット吹いてる絵の画像
ありませんか?

72 : :2001/07/30(月) 09:41
>>71これかな↓

http://sunsite.dk/cgfa/degas/p-degas22.htm

73 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/30(月) 16:37
私の持ってる本によると
お父さんまではデユガスと言ってた。

74 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/30(月) 20:05
>>72
そうです〜!!
どうもありがとうございました。

75 :74:2001/07/30(月) 20:06
あ、74=71です。

76 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/07/31(火) 23:50
すべての画家のなかでドガがいちばん好きです。

77 :いるす:2001/08/02(木) 02:03
>>73さんのいうデユガスのユって大きいユか、
それとも小さいュのどっちなんですか?

78 :わたしはダリ?名無しさん?:2001/08/12(日) 20:54
ドガ大好き。彼の絵から感じられるのは強烈な臨場感。
「カフェの歌い手」「室内(強姦)」「歌のリハーサル」とか。
たぶん実際に見た以上の臨場感を追求して、現実には存在しない
状況を再構成するために執拗に構図を練り直していたのだと思う。

79 :  :2001/08/12(日) 21:01
そうなんですか

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